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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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バレンタインの思い出

昨年の、バレンタインの前日のことだ。
会社で仕事をしていた私に、ダンナから電話がきた。
普段はメールでやり取りをしていたので、何事かと思い電話に出ると、

訃報だった。今日通夜だという。
私やダンナがかつていた会社で、新人の頃から世話になった人だった。
私の母親と同い年の、55歳であった。

真夏の入社説明会のとき、営業から戻って汗を拭き拭き会社の説明をしていた。
入社後、新宿の黒潮という当時お気に入りの居酒屋で、私の質問を聞き、取り皿とガリを使ってデータベースの講義をしてくれた。
新たに会社を興し、私やダンナを誘ってくれた。
何度も何度も一緒に営業に出かけた。
私の顔を見ては「骨相学的にお前は33才で眼鏡をかけた男と結婚する」と何度も言っていた。
私がこの仕事をする、今しているのにあたって、もっとも影響を受けた人のひとりである。

いろいろあって、私はその会社を辞めた。最後の最後まで引き止めて、でも最後は快く送り出してくれた。
ダンナはしばらくその会社にに残っていたのだが、そのころから「具合が悪そうだ、痩せてきている」と言う話を聞いていた。

ダンナが辞めてしばらくして、会社をたたんだと言う話しを噂で聞いていた。
会社を早退し、通夜に駆けつけた。
かつての会社の先輩、同僚も駆けつけていた。

通夜のことは、よく覚えていない。
帰りの駅前で、コージーコーナーで幟を上げてチョコレートを売っていたことはよく覚えている。

バレンタインの時期になると、彼のことを思い出す。
by nao_ya | 2005-02-15 20:52 | 日記