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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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第二の・・・

 少し間を置いたので笑えるようになったので、この間まで居た派遣先であったことを記事にしようと思う。愚痴しかこぼしでいなかっただが、いろいろ笑っちゃうこともあるにはあったのだ。

 派遣社員で急場をしのぐ一方、直接雇用も積極的に行っていたその派遣先では、わたしが派遣されていた短い間、週に一度は採用の面接が行われていた。その際、社長さんと人事担当者がその面接に当たる。狭い事務所で、しかもわたしの席が社長さんの席と人事担当者の席のちょうど間、という事もありと面接終了後にわたしの頭越しに面接の感想を話すことが多かった。今の人はどうだったとか、こうだったとかいう感想は、個人的には正直興味はないし、というか聞きたくないというのが本音だ。迷惑だが仕方ないなあと思っているところに、ともすればわたしに面接の内容を話し掛けてくることさえあり、それは勘弁して欲しいことであった。

 ある日、若い男性が面接を受けに来た。面接が終わると、いつものように社長さんと人事担当者が席に戻って面接の感想を話し始めた。どうやら面接の結果としては採用は見送る方向のようだ。

社長「まあ、若いし、せっかく来てもらったんだけどな。俺が何を話しても返事に覇気が無くって」

 どうやら社長、面接中に持論を熱く語ったらしい(いつものことのようだが・・・)が、思うような反応が返ってこなかったらしい。すると、

人事「しかし、今回の面接は彼にとっていい経験だったと思いますよ。なんてったって第二の松下幸之助のありがたいお話を聞くことが出来たんですから。数十年後には『俺はあの人の話を聞いたことがある』って自慢になりますよ

 などと言うではないか。おお、すっげ~大きく出たな!とわたしが吹きだしそうになり、必死で我慢したのは言うまでも無い。ってことは、わたしは『第二の松下幸之助』に一緒に仕事をしないかとスカウトされたことになるわけで、そのときにはわたしも数十年後大いに自慢できるわけで・・・。しかしすごいな、『第二の松下幸之助』って。
by nao_ya | 2006-11-06 11:34 | 日記