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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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北へ(その4 いざ北海道)

この日は盛岡から新幹線はやて号に乗り、八戸へ。



そこから特急スーパー白鳥号に乗って聖地(何の?)北海道は函館に上陸するのである。
新幹線出発時刻より30分ほど早く盛岡駅に着き、朝食の駅弁やビール(おいおい)を購入し土産屋を冷やかす。盛岡駅始発ではないので5,6分前にホームに上がると、こまち号と切り離し作業のためすでに入線済みであった。席に座り発車を待つ。
発車後しばらくして「弁当食べようか」「カンパ~イ♪」「うまいね~」の運びとなったのだが、そのとき指定席券を何気なく見ていた私はとんでもないことに気付いた。

はやて1号 盛岡発 9:26 八戸着 10:04 所要時間38

そのことに気が付いた時点ですでに出発して15分は経過していた。このほとんど手付かずの「いくらあなご弁当」を乗り継ぐスーパー白鳥号まで持っていくことも考えたが、函館での昼食にひびく上、ひとくち口をつけたビールの処遇も困る。流石に朝っぱらからつまみなしビールのみはキツい…。結果私たちは車窓を見るのもそこそこに急いでボリュームたっぷりの「いくらあなご弁当」とビールを腹に収めたのであった。せっかちな私に至ってはゴミになる事を恐れ、通常時には呑み切る事がない350mlの缶ビールをダンナより先に飲み干し、ダンナの度肝を抜いたのであった。

定刻どおりにはやて号は八戸駅に到着。膨れた腹をさすりつつ在来線ホームへと向かう。
私達が乗る特急スーパー白鳥1号は通常6両編成のようだが、混雑期には両数を増やすらしい。今回は8両編成で、私たちの乗ったのは7号車であった。とはいえ7号車の乗車率はパッと見て40%もない。
スーパー白鳥号
驚いたことにこのスーパー白鳥1号には「指定席の喫煙席」というのが設定されていなかった。指定席は必ず禁煙席なのである。
発車後すぐにダンナが車内探検&喫煙に出かけた。荷物のこともあるので私は座って待っていると、15分ほどして戻ってきた。
「喫煙スペースあったけど、喫煙の自由席が結構空いていたので座って吸って来たよ。揺れるから喫煙のたびに2号車(喫煙席車輌)まで移動するの大変だから、いっそのこと自由席に移動する?」
気を遣ってもらったのだが、結局荷物の移動も面倒だし3時間くらいは我慢が出来るので、指定席のままでいることにした。ただ、私もちょっと車内探検もしてみたいので、喫煙スペースへ向かう。通路は思ったより狭く、思ったより揺れる。フラフラしながら時間をかけて喫煙席まで向かう。確かに空席が目立つ。2号車の1号車よりの通路に喫煙スペースはあった。先客のおじさんが一人いた…。
おじさん一人でスペースいっぱいいっぱいじゃん(滝汗)
扉のない、3方囲まれた電話ボックス大のスペースしかなかった。あまりに狭かったので、他にもう1つ2つあるのかと思ってその辺を歩いてみたが、どうやらそこだけのようだ。喫煙席で吸うか、と思っているとおじさんが1号車のほうに行ってしまったので喫煙スペースで喫煙。窓はあって景色は見えるが…。早々に吸い終えまた時間をかけて自席に戻る。

この特急スーパー白鳥号は私達のように函館行きのために使う人もいるが、メインは県都青森までの優等列車としての役割のようだ。実際青森では7号車の乗客の半分近くが降りてしまった。その青森では面白い事象が起こる。八戸を発車したときは先頭は8号車だった。しかし青森駅を出るスーパー白鳥は先頭車両が1号車…今までと逆向きに走り出すのだ。これは2年前深夜特急北斗星に乗った際と同じであった(その時は寝てる間に進行方向が変わっていたのだが。)。自席の向きを進行方向にあわせて変え、誰も座っていない前の席と向かい合わせにして足を投げ出し車窓を眺める。列車は海沿いを走り青函トンネルへと向かった。トンネル通過は30分ほど。それを抜けるとそこはもう北海道であった。
by nao_ya | 2004-10-31 14:00 | 日記