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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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北へ(その6) 思いもよらぬ

なぞの場所への30~40分ほど寄り道をした私達は、そろそろあたりも暗くなってきた午後5時過ぎ、夜景の名所函館山へ向かった。




路面電車とチェイスをしながら函館山の登り口へと車を走らせる。実はレンタカーを借りた時、色々な書類と一緒にA4一枚の紙を渡されたのだ。そこには

「函館山ロープウェー運行休止のお知らせ」

と書いてあった。下調べをしていないので、当然初耳である。なんでも法律で決められた定期点検のため2週間ほど運転をお休みするらしい。しかし、山頂までは車で行ける上、もともとロープウェーに乗るつもりがなかった私達は「あ、ハイハイ」と気にも留めて居なかったのだ。
標高は300mあまりの山なので登るのもたいした事はない。そう思って山道を走らせる。高く登るにつれ、木々の間からチラッ、チラッ、っと夜景が、漁火らしいものが覗く。
「うわ~っ、やっぱキレイだぁ」

しかし、のんきな事を言っていられたのもそこまでだった。半分登ったあたりで、渋滞で車がさっぱり動かなくなったのである。ここは山の一本道、カーブや道幅の関係で対向車がなくても方向転換するのは難しいところの方が多い。そのうち前の車は何度も切り返しをして帰って行った。
「あ~、渋滞しちゃったなあ、どうする?」
「駐車場混んでるのかなあ、ま、他の車が出れば入れるでしょ、待とうよ」
「そだね、でもトイレ行きたくなったら言ってね、引き返すから」
10分ほどは対向車も来ない。さっき真っ暗になったばかりの一番見ごろの時間帯なので当たり前である。そのうち、徐々に帰る車も増えてきた。が、なぜかその割は進まない。九十九折れの道の先に入る観光バスの明かりが上のほうに見えるのだがちっとも進んでいない。
「トイレ行きたくなっちゃった・・・降りてちょっと「して」来ようと思うんだけど、そっちは平気?」
「う、うん・・・」
ダンナは7合目ほ標識付近のカーブで無事用を足して帰ってきた。しかし私の方は平気と返事をしたもののちっとも平気ではなかったのだ。しかし「平気でない」と言ったらダンナは絶対引き返すだろう。引き返したくなかったので私はそ知らぬ振りさえしていたが…。登り始めて40分、すこしづづ進むスピードが速くなってきた。そして、私達は混雑の理由を知ることになった。道に誘導のおじさんが立っていて、観光バスを止めて普通車だけを先に行かせていた。観光バスだけが駐車できず渋滞を引き起こしていたのだ。普通者の駐車場はわずかではあるが常に空きがある状態だった。結局山頂まで行くのにほぼ1時間掛かった。時間もよくなかったのだがいつもこんな感じだったのだろうか?それともやっぱりロープウェーの運休が影響していたのだろうか…?ともかく駐車場に着いて、私が一番先に駆け出して行ったところがトイレだったことは言うまでもない。

そんな思いをして行った函館山だったが、トイレを我慢して行った甲斐は十分あった。色々な広告媒体で何度となく見た事はあったが、。自分の目で見ると改めて思う、すばらしい夜景であった。私達はその夜景を目に焼きつめるべく時間の許す限り夜景を見つめた。

その後私達は急ぎ函館市郊外の湯の川温泉にある本日のお宿に向かった。渋滞に巻き込まれる前に宿に電話し、お願いできる一番遅い時間の食事を設定しておいたので、食事前に一風呂浴びる事も出来た。風呂上りの私達は黙々と蟹三昧の料理を平らげたのであった

その夜、宿で色々なTV番組やCMを見たのだがその話はまた後で。
まだつづく。
by nao_ya | 2004-10-31 21:10 | 日記