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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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北へ(その7) 船道中

温泉に行った時にはチェックアウトまでのんびりするのがいつもの私達の旅行のパターンなのだが今回は違う。



朝6時に起き、食事の前に朝風呂を浴び、宿中で一番早いくらいの勢いで朝食を平らげ、8時には宿を出発した。これは8時半にレンタカーを返却し。9時40分の青森行きフェリーに乗船するためだ。列車ならフリーきっぷの料金内で移動できるのだが、あえてフェリーで雑魚寝をしながら帰る事にしたのだ。今回レンタカーを借りる時にダンナが交渉をしてチェックアウト後、レンタカー会社にフェリー埠頭まで送ってもらう事が出来た。駅に近いレンタカー会社からフェリー埠頭は地図上かなり離れていた。タクシーを使えばかなりの金額になりそうだし、バスは時間が読めない。このサービスはかなり助かった。なにせ車で20分ほど掛かったのだから…。
フェリー埠頭には9時少し前に到着し、搭乗手続き、お土産買い込みなどの時間は十分にあった。乗り込み開始とともに船に乗り込むべく船のそばでしばし待機。
「あれ、どこから乗るんだ…???」
私は以前数回フェリーに乗った事がある。その時には階段登ってタラップから乗船していた。しかし今回はタラップが見当たらない。というか、今まではターミナルの建物からタラップが延びていた。今回は建物を出てすぐ船の横まで来ている。これから乗船するとおぼしき船は車の積み込み口を大きく開けて止まっているのだが…。
車を誘導する係のおじさんが、こちらを見て手招きする。後ろには車はおろか人はいない。二人おじさんの方に歩いて行くと、さらに車の積み込み口の中に誘導される。人間も車の積み込み口から乗るフェリーははじめてであった。滑りやすい鉄板の上を歩いて行くと「客室→」という看板とともに細い階段があった。階段を2回昇って客室に到着。カーペット敷きの広間、窓そばの場所を選択し、おいてある枕2つとって腰をおろす。そういわゆる2等客室である。今回ここに寝転がって3時間40分の船旅を過ごすのであった。2等客室の入りは、席があるわけではないのでよくわからないが空いていたと思う。周りの乗客を見ると酒、おつまみはさることながら、敷物やタオルケット持参の人までいる。乗りなれてる、といった感じだ
私はどちらかというと乗り物酔いしやすい方だ。前回苫小牧から仙台まで一晩フェリーに乗った時もフラフラしてしまいほとんど横になっていた。なので今回も早々にゴロンと横になった。そのうち眠ってしまったようで目がさめると1時間ほど経っていた。トイレに行ってみると、流すレバーが付いているモップ洗い用シンクのお化けみたいなものが、洗面スペースの真ん中にドンとおいてあった。その横には「これは便器ではありません」。どうやら「リバース時専用」の代物であった。
その後甲板に出たり煙草を吸いに行ったりしていたが、席に戻ってまた眠ってしまい、次に目がさめた時にはまもなく到着というアナウンスが流れていた。今回は「リバース時専用」の代物のお世話にならずに本州に戻ってくることができた。

面倒になってきたけど、つづく
by nao_ya | 2004-11-01 09:04 | 日記