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ポジティブシンキングを目指す越谷の日々徒然のおバカな日記


by nao_ya
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田舎育ちの人のご飯の友

 裏の畑の奥さんから「今日間引いたので」と、大根の抜き菜(間引き菜)を沢山頂いた。店に行けばいろんな野菜が手に入る昨今だが、間引いた菜っ葉は畑を持っている人くらいしか味わえないものである。畑を持っていない我が家にとっては、珍しい贅沢品だ。わたしの実家でも、毎年正月の雑煮用に大根を作っており、この時期になるとよく大根の抜き菜の塩漬けを食べていた。そういう意味でも懐かしい味である。早速この大好きな塩漬けを仕込んだ。それでも相当量残っているので、何を作ろうか考えていたところ、先日家事の途中でチラッと見たTVで「菜飯」を見たのを思い出した。傍らに居たダンナに

「今日の晩ご飯は菜飯にするから」というと、

「菜飯って、ナニ?」という返事を頂いた。

 都会育ちのダンナは、菜飯を知らないようだ。あれ?じゃあ、ダンナの両親もひょっとして知らない・・・なんてことはないだろうか。若干の不安を覚えつつ、義母に確認をとってみると、

「あら、菜飯なんて珍しい。大好きよ。こっちじゃ葉付の大根が売ってないから久しぶり」

 と、ゴーサインを頂いて、菜飯を作ることになった。作るといっても、大根の抜き菜を茹でて水にさらし、よくよく絞って細かく刻み、炊き立てのご飯に混ぜるだけ、味付けは塩のみという超シンプルなご飯だ。抜き菜で作った分、普通の大根葉で作るより茎の部分がやわらかく仕上がった。両親の食卓に出すと、二人とも大喜びで菜飯を食べてくれた。義父などは「これがあればおかずは要らない」とまで言う始末。ちなみに菜飯未経験の食べたダンナの感想は「なるほど、うちの親が好きそうな味だ」だそうだ。わたし、それにダンナの両親ともに田舎の育ち。シティーボーイ(死語)のダンナはそれほどでもなかったようだが、残りの3人には大満足の、大根の抜き菜であった。

追記:

菜飯の写真は取り忘れたが、漬物のほうは撮った。
田舎育ちの人のご飯の友_b0034120_18492812.jpg

by nao_ya | 2008-10-05 18:03 | 日記